前回はピラティスの歴史と効果について書いていきました。
その内容はこちらより。
今回はピラティスをする上で注意したいことについて書いていきます。
ピラティスは身体を引き締めたり、肩こりや腰痛などの不調を変化させたり、
自律神経のバランスを整えたりと様々な効果があるものですが
注意しないといけないことも中にはあります。
一つ目は
呼吸の仕方について
ピラティスの基本的な呼吸法としては
鼻から吸って肋骨を膨らまして
口から吐いてお腹を凹ます
という胸腹式呼吸が基本的な呼吸法となります。
この呼吸法の効果としては自律神経を整えてくれたり、くびれを作ってくれたり
コアの安定性を高めてくれるという効能があるものですが、
個人的にはあまりこの呼吸法をお勧めしておりません。
その理由は、
日常の生活の中でこういった呼吸法はしていないから。
もしも意識的に吸う時は肋骨を膨らまして、吐く時はお腹を凹ませてとしていると身体の動きがぎこちなくなるはずです。
脳の中はそんな決められた動きをしているものではなく
オートマチックに動くもので本来動きというのは滑らかに動くよう
骨、筋肉をはじめとする構造、動きの指令を与える神経もデザインされています。
そして、赤ちゃんの呼吸の仕方、動物の呼吸の仕方などをみていると
肋骨もお腹も自由に動いて呼吸していますよね。
赤ちゃんにおいては仰向けで寝た状態で
手足をバタバタさせても自由に呼吸をしています。
基本手足をバタバタ動かすということは
コアを上手く使っていないと出来ないのですが
赤ちゃんの場合、呼吸は自由にしていても楽に動かすことが出来ています。

ピラティスはコアが重要となるのですが
上記にあげた胸腹式呼吸では逆に滑らかな動き妨げてしまうことがあります。
その為、個人セッションやグループレッスンでピラティスを指導する時には
そういった呼吸は意識しないで
①自然に呼吸をすること
②息を止めないこと
の二つのみ指導しています。
もちろん、①自体が難しい人はたくさんいるので呼吸が楽にできるように
アプローチすることはあります。
二つ目は
末端の使い方について
ピラティスの動きは基本背骨を曲げる、反らす、捻じるという動きが
出来ています。
その動きによって自律神経のバランスだったり、姿勢が整ったり、
ヒップアップしたり、肩こりや腰痛などの様々な不調が変化したりと
効能が出ます。
しかし逆にピラティスの動きは上手いけど不調が出ている人もたくさんみてきました。
それはなぜか?
というと末端の使い方が出来ていないからだと考えています。
コアという中枢部と手足という末端があってこれらは相互作用で成り立っています。
コアを使えることで手足が使え、
手足が使えることでコアが使える。

ピラティスの動きをしているとコアは使えるけど手足などの末端が使えないことが本当に多いんです。
それによって
・腰痛
・股関節痛
・膝関節痛
・肩の痛み
などの痛みや
ピラティスを長い時間行っていると手首が痛くなる。
などの症状にお悩みがある方が多くいます。
基本的に腰から下に症状がある場合は上手く立てていないことが多いです。
それを辿っていくと多くの場合が足に問題があります。
そして、腰より上に症状がある場合は上手く立てていない+手の使い方もしくは
五感の使い方にエラーが生じていることが多いです。
具体的な方法は難しい話になるので
個人セッションで行っている時にお伝えしますね。
呼吸の仕方と末端の使い方は知らないと逆に身体を壊す原因になるものです。
ヨガをして身体を壊したり、
ピラティスをして身体を壊すというのは
こういった原因も考えられるので気を付けていきましょう~