養成コースの頃の話

先週末は養成コースのDay 3と4を行いました。
内容としては
・発達の続き
・身体にとってNGな動き
・評価の仕方
・内臓の調整方法
・個人セッションの行い方など

個人セッションも実際に行ってもらったりしています。


それらを伝えている時に
ふと自分自身が初めてピラティスの養成コースを受けた頃を思い出したり。


私が養成コースを初めて受けた時は22歳の頃で
理学療法士の資格を持って1年少し経った頃でした。


資格とって1年って療法士の方ならわかると思いますが
ほぼ何もわからないレベルです。
国家資格といっても基本的な知識だけで
実際のところそれだけでは何も見えないと言っても過言ではないレベル。


私も先輩のやっていることの真似はできるけど
その内容をしながら
何の目的があって、どういうことを意識して行うというのは一切できませんでした。


自分自身の身体を痛めたきっかけと
理学療法士という仕事は長く続かない仕事だろうと思っていたので
他の資格も取れたらと思って
受けたのですが


養成コースが 3回過ぎた頃に
30人の前で
指導者の方に

『マコト!理学療法士なんだし、みんなの前でプライベートレッスンしてみて』


と急に言われました。

そのころは極度の緊張持ちだったので

実際やり方ってわからないよ〜と。

緊張で震えるし
何を話せば良いか
どうしたら伝わるのか
わからなくなってパニック。

頭の中は真っ白になり、サウナレベルの冷や汗をかいて。


終いには『理学療法士の資格を持っていてもこうできないのがプライベートレッスンだから』

と言われ
流石に凹みました。


個人セッションの初めては
そんな体験で
今考えると
やばい養成コースだな。と思いますが笑笑


逆にいうとそれがあったから
もっと理解を深めないとピラティスインストラクターにはなれないと焦って勉強に励んだのを思い出しました。


個人的には理学療法士になるより難しかった。笑



そしてさらに今思うとあの出来事が
『出来ない自分』というのを初めて認識できたタイミングだったのかもしれません。



今までは何でもさらっとできてしまったが故に
出来ないというのがほとんどなく
そしてプライドが高かったので
出来ないというのを認めたくなかったのかも。
ですが、あれをきっかけに
出来ないからやれるようになりたい。
という想いが出ました。


出来ないというのは現状を見つめることであって

『そのまんまを受け入れること』

になります。

多くの方が自分の解釈を入れて理解をするのですが
本当に大切なのは
理由づけをしないでそのまんまを受け入れること。




疲れた時は『〜をしたから疲れた』ではなく『ただ疲れた』と思ったら良いし
痛い時は痛い、悲しい時は悲しい。怒った時は怒れば良いんです。


理由はいらない。
そのまんまを見つめること。

それが変化するきっかけになるんです。


あとは自分自身を認めてあげることが何よりのヒントになるかもしれません♪


あの頃頑張れて良かった〜と心から思います。笑