前回内臓下垂についてお話ししました。
内臓は下垂してくると
それに適応しようとして
骨盤は開いていきます。
骨盤って開いたり閉じたりはしないと西洋医学では言われていますが
触ってみると春と秋では全く違いますし
やはり動くものだなとつくづく感じます。
さて、骨盤が開くのは適応によるものですが
それが内臓下垂が持続する時間が長くなると
開いたままで固まってしまうのです。
それが厄介で
開いて固まるとそれを戻してもまた戻ろうとする反応もあります。
特に食べ過ぎの方は顕著に戻ります。
他の野生の動物を見てみても
食べ過ぎを継続できるのは人間だけなもので
野生の動物を食べすぎるということはありません。
食料も安定してないですし
冬眠する動物は食べすぎて貯蓄しますが
基本的にはある時に食べて
あとは食べない時間もあるのです。
その食べない時間で内臓は回復して元の位置に上がっていきます。
現代では食べない時間が短すぎて内臓が回復して上がる時間が少ないのです。
施術で調整した後には
食べ過ぎが続かなければ骨盤がそうそう簡単に開いて固まることはありません。
ただ運動習慣がない高齢の方は別です。
運動習慣が少ないとどうしても身体の弾力は失われていきます。
動くことで食べたいという欲も出ますし、しっかり休んで回復しようということもおきますが
運動習慣がないとエコモードに入るのです。
一度エコモードに入った身体は変化しようとするのが少なく
施術もコンスタントに受けていないと弾力を取り戻すまでに時間がかかります。
一度弾力が取り戻していくと
少し期間をあけても問題ないですが
やはり身体のケアは継続性が何よりの鍵となりますので
自分で意識して生活するか、専門家に定期的にみてもらうのが何よりのコスパが良いのではないでしょうか?